NASA、量子ワイヤー研究を援助――宇宙エレベーターも射程

現時点では、すべてのナノチューブのうち、量子ワイヤーとして使用可能な性質を持つものはわずか2%しかない。これらはその幾何学的な構造から「アームチェアー型ナノチューブ」と呼ばれているが、ほかのナノチューブの中からこれだけを選り分けるのは不可能に近いと、CNLのリチャード・スモーリー所長は説明する。
 CNLの研究者らはこの問題を回避するために、必要な形状のナノチューブだけを結晶のように「育てる」方法を検討している。「種」となるナノチューブを実験用の反応炉に入れ、一酸化炭素などの炭素原料を送り込む――この方法で、完璧かつ長いアームチェア型ナノチューブを、いつでも確実に生成させられるのではないかと、CNLでは期待を寄せている。こうしてできたナノチューブをつなぎ合わせれば、NASAの希望どおりの量子ワイヤーを作れるはずだ。

量子ネタ、キター!っと時間も無いのでとりあえずメモ。