「恋におちたら」のデジタルな見方(2)―未来技術先取りしたネットオークション

実は監修者というのは、演出やセットだけでなくセリフにもチェックを入れる。ドラマの脚本家は言葉のプロではあるが、ITの専門家ではない。そこで監修者が、ドラマを事実に近づけるため、専門用語を脚本にちりばめるのである。たとえば前回、IT会社の社長が新たなプロジェクトを社員たちに語るシーンで「リアルタイムストリーミング」や「ネットコンテンツ」といった言葉が出たが、これらも筆者が盛り込んだものだ。
 さて、本日放送の第2話はネットショップにまつわる話。ここでは、随所に登場するネットオークションの画面に注目していただきたい。

「マルチメディア」級の単語の並びに見えるけど、そうでも無いのかしら。まぁ初耳の人が聞いて何となく聞いた事あるかも?くらいのバランスにするのが難しいんだろうけど(文意からはそう見えないけどね)。一回も見て無いですけどね。
社長が上滑りの語りをするって所は結構リアルだと想像するが(笑 しかしECにオークションの話ねぇ・・・今時そんな枯れたモデルを持ってくるからには、何か飛び技でもあるのかな。「他と差別化出来なくてジリ貧」って流れだとリアルだけど。

この画面はドラマ用に作ったもので、まだ実現されていないが、商品画像を自由に操作できたり、入札件数や入札額がリアルタイムで変化するなど、将来の技術を先取りしたものになっている。また、主人公と女性社員がやり取りする会話もIT業界人らしいセリフが登場する。どのあたりが“ITチック”なのか、読者ご自身でチェックしていただきたい。

あ、今本文全部読んだ(おいおい)。・・・そう言う事か。益々そこらのリアル駄目社長が食いつきそうな感じだ。結論。このドラマはリアル志向です。